【府中市】華やかな香りに感動。珈琲鳴館さんが希少なイエメン産コーヒーの取扱いを始めた理由とは?人気商品や豆の選びかたも伺いました!
珈琲鳴館さんは府中に2店舗(府中店、府中宮町店)、その他東京や神奈川に5店舗を展開する、創業から26年のコーヒー豆販売店です(2025年現在)。先日、プレスリリースにて希少なイエメン産コーヒー豆の販売を開始したとの発表がありました。今回は代表の佐野さんに、イエメン産のコーヒー、珈琲鳴館さんの人気商品、好みのコーヒーの選び方などについて伺いました。

珈琲鳴館代表佐野 淳一さん。コーヒー愛を分けてくださいました
●イエメン産コーヒーについて
まずは今回発売のコーヒーについて伺いました。
「珈琲鳴館では、『モカ・マタリ イエメニア』という商品名で販売をしています。まずはその華やかでフルーティーな香りを味わってほしいですね。奥深い味わいも楽しんでいただきたいです。おすすめの飲み方はブラックですね」
豆のままと挽きたての香りの両方を嗅ぐ機会をいただいたのですが、どちらもいい香り。そして素人の私でも豆と粉の香りの違いが分かりました。特に挽きたての豆は自分の周りで花が一斉に開花したような感覚になり感動しました。
●イエメン産コーヒーを取り扱う理由
イエメンはコーヒー豆の種類の「モカ」の語源となったモカ港がある国ですが、社会情勢が不安定なことや専用の精製所が無いなどの理由から、つい最近まで品質の保証が難しかったそうです。そのような課題を解決したのが「QIMACOFFEE(キマコーヒー)」さんでした。
現地のコーヒー農家と直接契約し、生豆の品質向上や精製所の開設、収穫後のプロセスの一元管理などで品質を安定化、農家への適正な報酬還元を可能にしたQIMACOFFEEさん。佐野さんは仕入れのためにエチオピアに滞在中、QIMACOFFEEの創業者ファリスさんと知り合い、今回の取り扱いを決めました。

麻袋ではないパッケージと真空包装からスペシャルティさを感じます
「社会貢献とまでは言えませんが、自分たちでできることをしていければと思っています。今回はお客様に良質なイエメン産のスペシャルティコーヒーを楽しんでいただきながら、内戦に苦しむイエメンの農家の支援につながれば嬉しいです」と佐野さん。優しい口調ながらもその強い思いを感じました。
●珈琲鳴館さんの人気商品とこだわり
たくさんのコーヒー豆を揃えている珈琲鳴館さん。どのコーヒーが自分に合うのか全く分からないので、まずは人気商品を伺いました。
「やはり人気なのは当店オリジナルの『はなまるブレンド』ですね。お得ですし、何よりも豆が『焼きたて』なので香りはいいし美味しいですよ」と佐野さん。

生豆の状態は白いです。これを焙煎するとコーヒー色になります
「高い豆もいいですが、焼きたて・挽きたての豆も十分美味しいです。お店では1日10回ほど焙煎しており、常に焼きたての豆をお客様に提供するよう心掛けております。香りと味に大きく影響するので、これからも大事にしたいですね」と、珈琲鳴館さんの開店当初からのこだわりを教えてくださいました。

焙煎機。そのフォルムがカッコイイんです!
●自分に合うコーヒーを見つけるには…?
その種類ゆえに、「よく分からないけどこれでいいか…?」と思いながらコーヒーを選んでいませんか?私がそうです。いい機会なので、好みのコーヒー豆の選び方を伺いました。
「スタッフに質問するときに、2つ言えばスムーズです。1つは『苦いのは好きか』です。ビールが好きなら苦いのが好みなので、特にブラックで楽しめる商品をセレクトしております。2つ目は『ラテで飲むことが多いか』です。ミルクを入れるので主に中~深煎りの商品を提案させていただいてますね」
「複数の豆をブレンドすることも可能なので、ご希望をたくさん伝えていただきたいです」と、選び方や裏技まで教えてくださいました。
●今後の珈琲鳴館さんについて
佐野さんに今後のイベントについて伺いました!
「毎年4月中旬から1か月間は全店で創業セールを開催します。お得な商品をたくさん揃えておりますので是非おいでください。」とのことです。
また、新しい試みも進めているとのことですので今後も美味しいコーヒーをいただきながら待とうと思います!
コーヒーのことをお話されている佐野さんは終始笑顔で、分からないことを素直に聞くことができる雰囲気をお持ちでした。「目の前のことだけを懸命にやっていたらあっという間に26年が経ちました」と、コーヒーに対してひたむきな姿勢が印象的で素敵なかたでした。
佐野さん、お忙しい中お話ありがとうございました!
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