【府中市】「ブルーベリーは簡単じゃない」から始まった爺ヤンの畑は10年目。感謝の思いを胸に笑顔で20年目に向かいます

JR南武線西府駅より徒歩約6分、京王線分倍河原駅から徒歩約12分。府中の穏やかな住宅街の中に、心地よい風が吹き抜けるブルーベリー畑があります。「爺ヤンのブルーベリー畑」は、2025年で10年目を迎えました。
今回はブルーベリー狩りを楽しみつつ、10年の想い、そしてこれからのお話を伺いました!

爺ヤンのブルーベリー畑


●ブルーベリー狩りに参加しました!
今回は6月中旬に予約、7月中旬に訪問しました(大人気のため、予約もなかなか取りにくいのですが3度目ほどの正直で予約ができました)。分倍河原駅から歩き、住宅街に入ると、突如目の前に広がる畑と看板にわくわく。まずは受付、そして畑へ向かいます。

爺ヤンのブルーベリー畑02

畑では、38種、約800株のブルーベリーがお出迎え。空に向かって伸びる2m近くの枝、青々と元気な葉に挟まれて、鈴なりに育つブルーベリーがたくさんあり、力強い生命力に感動しました。

爺ヤンのブルーベリー畑03

まずは”爺ヤン”から一通りご説明いただきます。美味しそうなブルーベリーの見分け方も含め、そのときの旬の品種を試食も。摘み取り時の参考になります。

ブルーベリーと一言でまとめていますが、味が全く違うことに驚き!そのとき教えていただいた品種は5種類くらいでしたが、外観から味の方向まで、それぞれ個性がありました。

”爺ヤン”曰く、「いろんな種類を摘み取って、3粒ほど品種を混ぜて一緒に食べるのが美味しい食べ方」とのこと。では早速、いろいろな種類を混ぜて摘み取ります。

爺ヤンのブルーベリー畑04

入園料はブルーベリー200g込みのお値段なので、パックの重さも含め210gを目指して摘み取ります。

途中、「摘み取り過ぎ?」と思っても90gほど。まだまだいっぱい摘み取りができることにまた驚きつつ、無心になって摘み取り、204gで終了しました。・・・まあまあいい線なのではないでしょうか?ちなみに畑にもスケールはあるので、重さを量りながら摘み取りができました♪

爺ヤンのブルーベリー畑05

自分で摘み取ったブルーベリーは本当に美味しいですね。畑の恵みと太陽のパワーがぎゅっと詰まった味は食べるだけで元気がもらえました。
時期をずらすと、また別の品種を楽しめるそうです。お客様の中には1シーズンに3~4回、様々な品種を楽しむ方もいるとのことです♪

 

●カフェメニューも、美味しかったです
無心で摘み取った後は、美味しく疲れを癒やしましょう、ということで今回はさっぱりとしたブルーベリーソーダを注文。ブルーベリー畑の中にあるテラスでいただけます。座っていると、静かに風が流れ、癒やされました。

爺ヤンのブルーベリー畑02

そして鮮やかなブルーベリー色のドリンクが到着。無着色の鮮やかさにしばし見入ります。自家製ブルーベリー酢のソーダ割りは爽やかで甘酸っぱく、夏にぴったりのメニューでした。ブルーベリーも入っていて、もちろんのおいしさでした。ごちそうさまでした!


●「ブルーベリーは簡単じゃない」最初の洗礼。そして「爺ヤン」が誕生したこれまでの10年
これまでのお話を、”爺ヤン”こと松村岩男(以下松村)さんと、松村あゆみ(以下あゆみ)さんにお伺いしました。

まずは畑の始まりを、松村さんに尋ねました。
「今までの仕事を離れ、先代の畑を生かしたいと思ったときに、婆ヤン(奥様)が好きなブルーベリーにしようと。しかし、勉強していたときに出会ったブルーベリーの苗屋さんに『ブルーベリーは大変だからやめときな』と言われました。ですが、その言葉を聞き、この人について学ぼうと決意しました」と松村さん。

爺ヤンのブルーベリー畑06

「あえて厳しい言葉をかけてくださる、信頼できる人に出会えました。本当に感謝しています」
松村さんご夫妻は感謝と覚悟を胸に学びを重ね、現在の栽培方法に出会い、2015年には130本の苗を植え、ブルーベリー畑の歴史が始まりました。

そして10年の間に、あゆみさん(松村さんのご子息の奥様)が畑の手伝いを始め、お孫さんが生まれ、そのお孫さんに”爺ヤン”と呼ばれたことをきっかけに、”爺ヤンのブルーベリー畑”になりました。

爺ヤンのブルーベリー畑08

結婚するまで農業とは全く縁が無かったというあゆみさん。「最初は虫を見るだけで走って逃げていました」と笑いながら教えてくれました。しかし、親しみやすいブルーベリー畑になるべく、ホームページやSNSで松村さんのサポートを始めます。

松村さん「もともと農場は別の名前でした。当初は私がホームページなども作っていたのですが、どうしても堅い印象になっていました。当時は摘み取りの説明を来園した親子にしているとき、お子さんが私を怖がって親御さんの後ろに隠れるくらいでした。ですが、”爺ヤンのブルーベリー畑”になり、(あゆみさんが)ホームページの運用やSNSの担当になってからは、小さいお子さん含め、皆さんが『爺ヤンだ!』とたくさん話しかけてくれるようになりました。楽しさが伝わる内容をいつも考えてくれています。本当に感謝しています」。

爺ヤンのブルーベリー畑09

 

●支えてくださる皆さんに感謝して、20年目へ
これからのことを、松村さんに伺いました。
「いろいろな方に支えられて、10年やることができました。育て方を教えてくださる方、支えてくれる友人、そしてお客様にはいつも気遣っていただき、ありがたいと思います。先日は市場に出荷していた時にお世話になった方が畑まで足を運んでくださり、嬉しかったです。そして2025年5月にキテキテ府中マルシェに初めて参加したとき、驚いたことに開店前にも関わらず、お客様が行列を作って待ってくださいました。購入された方も、通りすがりの方も、皆さんが『頑張ってね~!』と声をかけてくださることに胸が熱くなりました。感謝してもしきれません」

爺ヤンのブルーベリー畑07

そして、これからのことも話してくださいました。
「これからも、美味しいブルーベリーを作るために精進したいと思っています。畑はみんなが集まれる憩いの場にもなり続けますので、残していけたらと。元々私の代のみでブルーベリーをと思っていたのですが、先日は息子も仕事の合間に畑を手伝ってくれて。何か考えがあるのかもしれませんね」と、感慨深げにしみじみと語ってくださった松村さん。
そしてあゆみさんは「まずは20周年ですね!」と、わくわくしながらも温かい笑顔で答えてくださいました。

爺ヤンのブルーベリー畑07

家族にも感謝の気持ちを言葉で伝える松村さん、そして松村さんを明るく、頼もしく支えるあゆみさん。そして取材中にわくわくした表情でこちらの様子を見守る家族の皆さん。そして、元気よく伸びるブルーベリーたち。訪れた人誰もが温かい気持ちになる空間でした。

今年の来園は難しいという方も、まずはInstagramで楽しんでみてはいかがでしょうか?サービス精神旺盛な爺ヤンがお待ちしています!
松村さん、あゆみさん、10周年おめでとうございます!お忙しい中お話しくださりありがとうございました!

爺ヤン&あゆみさん

 

●「爺ヤンのブルーベリー畑」最新情報(2025年7月10日現在)
すでにホームページでも告知されていますが、今年の営業は2025年7月27日(日)までとなっております。また、完熟ブルーベリーを増やす為、7月22日(火)、24日(木)は休園なのでご注意ください(ブルーベリー狩りのご予約はこちらから)。

爺ヤンのブルーベリー畑08

まだ若干の余裕はありますので、気になる方はホームページをご覧ください♪

爺ヤンのブルーベリー畑はこちら↓

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