【府中市】「熊野神社古墳」は飛鳥時代の有力者のお墓と言われています。
「府中」とは「国府所在地」という意味で、その昔、武蔵の国の国府があったということは皆さんご承知のことと思います。そう、昔の大都会です。ですので、府中市内では貴重な遺跡がたくさん出土しています。「武蔵府中熊野神社古墳」もその一つ。
2005年7月に国の史跡に指定され、保存整備工事により飛鳥時代の古墳が再現されています。上円下方墳は古墳時代の終わり頃に造られていた形で、全国的にも希少な形の古墳だそうです。規模も最大級とのこと。有力者のお墓だったことが推測されます。詳しい資料や出土品などについては、敷地内にある「国史跡 武蔵府中熊野神社古墳展示館」に展示があります。入館無料です。
熊野神社自体も、江戸時代の神社建築の造形が残っている市内でも数少ない建築物ということで、府中市指定文化財です。南武線西府駅からは徒歩10分ほど。お散歩を兼ねてぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。
「武蔵府中熊野神社古墳」はこちら↓