【府中市】《桜通りなど》老木のサクラを、枝の広がらない「コシノヒガン」に植え替え中です。
現在、府中市内のあちらこちらで街路樹の剪定作業が実施されていますが、桜通り(~府中公園通り)のサクラは枝の剪定だけではなく、次々に木が植え替えられています。ソメイヨシノが街路樹として見事な花の観賞ができるのは60年ほどと言われており、桜通りのサクラもちょうど植え替えの時期が到来したものと思われます。
桜通りのサクラは、枝が大きく四方に伸び、電線にかかったり、通行の妨げになったりするため、バッサリ切られているものがたくさんあります。サクラの場合、一度剪定してしまった枝は、そのあとに新しく枝が伸びてきたとしても花は咲きません。また、切り口から腐りやすいため、剪定されるのは命がけなのです。そのため、植え替えには枝があまり広がらない「コシノヒガン」という品種が選ばれたようです。
上の画像が新しく植えられた「コシノヒガン」です。1枚目の古木の画像に比べて、かわいらしいくらいですね。
植え替え作業中は歩道が狭くなっているので注意が必要です。コロナ禍でさまざまな行事が中止されていますが、4月初旬恒例の「府中市民桜まつり」については、まだ開催可否の検討中とのことです。植え替えられた「コシノヒガン」がどんな花を咲かせてくれるのか、今から楽しみですね。