【府中市】旧甲州街道沿いにひっそり佇む「八幡様」をご存知ですか?
府中市郷土かるた「ま」は「松を立てない正月飾り」です。そう、府中ではお正月に松飾りを立てないと言われています。なぜでしょうか。
『昔々、大國魂神社の神様である大国様と、八幡様が旅をしていました。その際、宿がなかなか見つからず、「わたしが宿を探してこよう」と八幡様が出かけたのですが、いつまでたっても帰ってこなかったそうです。大国様は「もう待つ(松)のは嫌だ」と言いました。それ以来、府中ではお正月に松を立てないのです。』その八幡様を祀っているのが、この八幡宮です。
大國魂神社の派手さと対照的に、とてもひっそりと厳かに鎮座されているイメージがあります。ただ一つ、八幡宮への参道がやや奇妙なんです。下の写真は、旧甲州街道から続く参道です。(鳥居を背中にして旧甲州街道に向って撮影してます。)
そして、振り向くと…なんと、踏切の向こう側に鳥居が!…参道を横切って電車(京王競馬場線)が走っているのでした。
境内を左に進むと、今ではあまり見られないような雑木林があります。暑い夏の日にも、少し涼しさを感じられる空間です。太古の物語に思いを馳せながら、訪れてみてはいかがでしょうか。
「武蔵国府八幡宮」はこちら↓
maruchan
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